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首里天きやすへあんしおそいかなし

いろいろのこねりおもろ御草紙

天啓三年癸亥三月七日

第九

 

476 一 あおり、ぎ み、みもの

      ぎみ、てづて、のちまさり、

      ちよわよる、きよらや

    又 しよりもりまたまもりくすく

    又 あんしおそいきや、たゝみきよか、おみ

    又 いしへつは、かなへつは、こので

    又 いしらごは、ましらごは、おりあげは、

    又 たけたかく、はい、ひろく、おりあげて

 

477 一 しよりもりくすく、たりしよ、

      けらへわれ、きよらやの、くにてもち

    又 またまもりくすく

    又 きこゑ、うらおそへと、くにの

      おとぢや、なしよわちへ

    又 きこゑ、なかにしに、かけだむき、

      ちよわちへ

    又 くもこよりあふやにま玉より

      あふやに

 

478 一 せぬきみきやきみよしきや

      いせひやしとよてうちあけれ

    又 くめのしまはねのしま

    又 かねくすくもりくすく

    又 あんしおそいぎや、たゝみきよか、

 

479 一 さすかさか、くにもりぎや、

      けらへ、みやうぶ、とよめは、みもん

    又 大さとのとよみもり

    又 さふろくかまころくか

    又 うまの、かた、はりやう、やに

    又 うしの、かた、つきやう、やに

    又 あけず、かた、とひやう、やに、

    又 はへる かたまや う やに

 

480 一 きみよし、きみの、きみおそい、     (595・1462)     

      きみの、まちら、ため より

    又 もゝその、やちよく、なゝその、やちよく

    又 もゝそがなかに、なゝそが、なか に

 

481 一 もゝくらの、よせなみ、

      やそくらの、ともよせ、

      ともよせや、しま、うち、御くら

    又 玉くすく、あつる、おもやいは、

      もちなちへ

 

482 一 くもこ、玉くすく、おれが、みもん

    又 ひやくな、たまくすく

    又 なさいぎや、たまくすく

 

483 一 くすくまの、あさい、によ、

      あさいによ、ひろみやに、おれな

      おせが、みたかみ

    又 またよしの、あさい、によ、

 

484 一 世かせ、きみの、おれて、あすべは、

      ひやし、うちあ けれは

      きみも、なよら

    又 おもひきみの、おれて、あすべは

 

485 一 くめの、よゝせきみ、いと、おとし、

      なめし、いとよ、さげて、おしまわせ

    又 せだか、よゝせきみ

 

486 一 あかす、くにか、ねや、なよひちへ、おれて、

    又 くにのしつらいや

    又 きみよ、みちよろ、みやり

 

487 一 きこゑ、せたかこが、世がけ、にせさ   (1400) 

    又 とよむせたかこか、

    又 きこゑあんしおそいや

    又 とよむあんしおそいや

 

488 一 大きみ、大きみぎや、いそこ

      こけつな、やちよく

    又 くにもりもりが、いそこ

 

489 一 せぬきみや、きこゑ、せぬ、きみや、

      あゑけやれ

    又 せぬきみや、とよむ、せぬきみや、

      あゑけやれ

    又 あんしおそいきや、み御まへ、あゑけやれ

    又 たゝみきよが、み御まへ、あゑけやれ

 

490 一 にるや、とよむ、大ぬし、たしま、    (100)

      とよむ、わかぬし、あんしおそい

      しよ、せぢ、まさて、ちよわれ

    又 あからたけ、とよむ、まぎみ、きよら

      大ぬし

    又 くもこたけ、とよむ、しまはじめ、大きみ

    又 あまにこの、うらやて、けさに

      この、きこゑて

    又 てるかはと、よきやて、御こと

      あわしゆわちへ

    又 しよりもり、うち、あよで、またま

      もり、うち、あよで

    又 ゑぞにやすへ、あんしおそい、

      てだがすゑ、わうにせ

    又 くもこたけ、おりあげて、あおりはな、

      つみあけて

    又 あやこはま、やひちへ、よきの、

      たけ、やひちへ

    又 きもが、うちの、うまれて

      あよが、うちの、すくれて

    又 あんしおそいぢよ、よきやて、あまこ、

      あわちへ、そこて

    又 にるや、せち あらぎやめ、

      きみぎや、せぢ、あらきやめ

    又 てにぎや、した、おそて

      しよりもり、ふさよわ

 

491 一 まうねくすく、わかいきよ、

      わかいきよ、したたかやよ、

      みやげ、ほしやの、わかいきよ

    又 よいのみね、つとて、よいのたけ、

      つとて

    又 おかすきやが、まうれしや、

      またいきやが、まうれしや、

    又 わかいきよ、いきやて、みちやる、

      したたりやよ、みちやる

 

492 一 はひやが、まいとかずに、いじやこと、はひ

      はひやよ、とよでゝ、まへちへ、はひ

    又 はひやが、しまなかに、いぢやれは、

      はひやよとけてゝ、やなではい

 

493 一 あかす、くにかねや、あかす、くに

      もりや、あやて、まめがすな、くせて、

      まめがすな、あやて、うちへ、なよら、

      くせて、うちへ、こねら

    又 かみしものみる、めちはるれの

      みるめ

 

494 一 きやうのよいこせか きやうの、

      よいねはが、あやくせ、めつら、みやみ、

    又 よいこせが、さいく、よいねはが、

      さいく

 

495 一 きこゑ、おにくすく、きみかなし

      てつて、かみしも、おしあわちへ、

      ちよわれ

    又 とよむおにくすく

          

496 一 きこゑ きみよしや、みもの

      より、おれわちへ、やゝのくせ、なよひかせ

    又 とよむきみよしや

    又 しよりもりくすく、

    又 またまもりくすく

 

497 一 きこゑ、きみかなし、          (92・365)

      いつこ、しま、よりおれて、

      なさいきよもい、あんし

      おそい、あまこ より

      あわちへ、まなし や ど、

      たちよる

    又 とよむきみかなし、

      このみ、しま、つきおれて

    又 おぎも、うちに、よしらす、

      大きみに、しなよは

    又 あかが、うちに、おぼへす、

      せたかこに、しなよわ

    又 大ころた、みまふてす、

      おぼつより、かいれ

    又 もりあいこた、みまふてす、

      かくらより、かゑれ

    又 てるかはが、てるしのが、てる

      よる、やに おぎも、うまれわちへ

 

498 一 きこゑ、ぐしかわに、しけち、      (1159)

      はまさらす、しま世の、

      かほうさうす、いちへみ

    又 とよむ、ぐしかわに

    又 とよむ、まちらすに

    又 くにの、しつらいか

 

499 一 いけの、もりくすく、きやよせ、

      はきあかりや、なみ、おそう、

      はや、みおうね

    又 ちやくにもりくすく

    又 こたら、わか、さいく

 

500 一 くめの、さすかさは、なさが、おもひ   (605・1425)

      きみ、よ、そろう、ぐしかわ、けらへて

    又 とよむさすかさか

 

501 一 きこゑてるきみや、大きみきや、

      もちなし、あんしおそい、そろう

      かなしけや

    又 とよむ、てるきみや

    又 しよりもり、あんしおそい

    又 またまもり あんしおそい

 

502 一 きこゑ、てるきみや、世もち       (359)

      わし、こよわちへ、しま、うちくせ、

      あんしおそいに、みおやせ

    又 とよむてるきみや

 

503 一 こゑく、もり、みやげれは、       (84)

      あか、なさが、ちよわよる、もちろちへ、

      こかしよる、きよらや

    又 あかる、もり、みやげれは

 

504 一 かなふくの、もりに、もりあい、

      たゝみきよ、きも、ちやさ、おしなせ、

      なさいきよ

    又 あだにやの、もりに

 

505 一 もりあい、きみ、きみにしやが、

      いそこ、なみつりよせ、つりあわぢへ

    又 とかしきの、まころく、まころく、

      はねしやり

    又 つくちの、しゆの、いふちへ、あがてくれは

    又 あらむぎやが、おろむぎやが、ほはな

    又 いちのとも、おそいぎや、あまの、

      ものものしや

    又 かめ、とてる、さんとてる、てやは

    又 とらんてゝ、しらんてゝ、しられゝ

 

506 一 やびく、くまもとに、いきやる、すぢや、

      おてが、大きみ、なおしやり、つかい

    又 たけか、くまもとに、

    又 うまた、なてはうて

    又 しやなめ、なてはうて

 

507 一 くらはの、きみの、せなはの、きみの

    又 しもとよみ、いくさしもの、きらやれ、 

      いくさ

    又 あたり、せめつけて、かくら、せめつけて

    又 いちやぢや、せめつけて

      かなぢや、せめつけて

    又 あたり、おそいつけて、かくち、

      おそいつけて

 

508 一 きこゑ大きみきや、とよむ        (114)

      せたかこか、かくら、とよて

    又 いきやる、あんしおそへか、

      いきやる、たゝみきよか

    又 きみに、ほこられて、

      ぬしに、ほこられて

    又 ゑかなんか、たては、よがなんか、

      たては

    又 めつらしやと、ありよる、

      おもかしやと、ありよる

    又 あけとまに、おれほしや、

      あけたちに、おれほしや

    又 あさか、たけ、やひちへ、

      しちく、たけ

    又 あけ、なおり、まいたて、

      あおりかさ、そへたて

    又 かみがなし、まへたて、

      大きみよ、そへたて

    又 けに、またに、のろのろ

      たに、またに、かみかみ

    又 なわ、かけの、まみやに、

      いと、かけの、まみやに

    又 かめん、まだ か さ、

      けなこそ、ほやけさ

    又 大ころた、そへたて

      もりあい、こた、そへたて

    又 いせゑけりあんしおそい

      あが、かいなて、たゝみきよ、

    又 あが、ぐちやか、よへつき、

      せるまゝか、よへつき

    又 きみつかい、しよわちへ

      ぬしつかい、しよわちへ

    又 てるかはす、よしらめ

      てるしのす、よしらめ

 

509 一 きこゑ、せのきみきや、         (881)

      うらうらと、はりやせ

    又 とよむせのきみきや

 

510 一 まにしか、まねまね、ふけは、      (892)

      あんしおそい、てだの、

      おうねど まちよる

    又 おゑちへか、おゑちへと

      ふけは