巻
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きこゑ大きみかなしおもろ御さうし
天啓三年癸亥三月七日
第三
88 一 きこゑ、大きみぎや、
おほつゑか、とり
よわす、首里もり、
おれわちへ、あち
おそいしよ、きみ
そわて、おほつ、世わ、
みおやせ
又 とよむ、せたかこが、
かくらゑか、とり、
よわす、またまもり
おれわちへ、あち
おそいしよ、きみ
そわて、おほつ、世わ、
みおやせ
又 かいなで、大ごろた、
その、いしやうぎ
げに、あて、あた
おそいに、より
おれて、あち
おそいしよ、きみ
そわて、おぼつ、
世わ、みおやせ
又 げらゑ、まごろ
た、いせほこり、
たに、あてから、
おそいに、つき
おれて、あち
おそいしよ、きみ
そわて、おぼつ
世わ、みおやせ
又 とし、みとせ、いく
ます、とこゑ、まち
かさ、いけな、きみ
おろちゑ、あち
おそいしよ、きみ、
そわて、おぼつ
世わ、みおやせ
又 ゑか、世とせ、させ
わす、御事、まはや
さ、なりきよ、かみ、
おろちゑ、あち
おそいしよ、きみ、
そわて、おぼつ、
世わ、みおやせ
又 あよ、くちやが、ゆい、
つき、あちおそい
ぎや、ゑりぢよ、
たりろ、てゝ、
させわちゑ、あち
おそいしよ、きみ、
そわて、おぼつ、
世わみ、おやせ
89 一 首里大きみぎや、 (207・293・1376)
この、ゑかの、より
おれや、すゑに、
きやめ、まぢよく、
ちよりれ
又 とよむ、國おそい
きや、この、きらの、
つき おれや、
すゑに、ぎやめ
又 あちおそいぢよ、
あよ、はゑて
あすて、すゑに、
きやめ、まぢよく
又 たゝみきよと、きむ、
はゑて、あすて、
すゑに、ぎやめ
又 み物、きよら、あおら
ちゑ、おぼつ、たけ、
よきて、すゑに、ぎやめ
又 國ふさい、おしたて、
かくらもり、ひゝ゛ちへ、
すゑに、ぎやめ
又 大きみに、よしられ
てるかはに、のたてれ
すゑに、ぎやめ、まぢ
よし、ちよわれ
90 一 きこゑ、せのきみ
きや、すゑ、とめて、
おれわちへ、いみや、
からど、おれなおちへ、
あすふ
又 とよむ、くに、とよみ、
ませねがて、おれ
わちへ、いみやからと
又 首里もり、ちよ
わる、ゑぞにや、
すゑ、あちおそい、
いみやからど
又 まだま、もり
ちよわる、てだは、
ませ うきゆくも、
いみや、からと
又 とし、七と、おぼつ、
だけおきつめ、
いみや、からど
又 ゑが、八とせ、しより
もり、まどおさ、
いみや、からど
又 てるかはが、うざし、
さしふ、おれなおちへ、
いみや、からど、
おれなおちへ、あすぶ
91 一 きこゑ、大きみぎや、 (149)
とよむ、せたかこか、
きみきみしよ、よしれ
又 いせゑけり、あち
おそい、あが、かいなて、
たゝみきよ、きみきみ
しよ、よし れ
又 大ごろた、おより、
もりやゑ こた、お
なおさ、きみきみ
しよ、よしれ
又 あけめつら、あおら
ちゑ、てよりきよら、
おしたて
又 首里もり、おや
のろ、なよかさの、
おやのろ、きみきみしよ
又 まかび、もり、おや
のろ、みちゑり
きよの、おやのろ
又 にしもりの、
おやのろ、すづ
なりの、おやのろ
又 たいらもり おや
のろ、みちゑり、きよ
の、おやのろ
又 みよちよの、のろ
かみきよら、
かみにしやの、そで
きよら、きみきみしよ
又 きやのうち、もり
くすく、いべの、
いのり、しよわちへ、
又 いしらごは、おり
あげて、いちやぢや、
げらへわちへ、
又 そのひやふは、かな
ひやふは、つかさ、
いのり、しよわちへ、
又 ましらごは、つみ
あげて かなぢや、
たて なおちへ
又 おぼつより、かゑて、けよ
の、うちに、もどて、きみ
きみしよ
又 てるかはわ、てりより、
てるしのは、おしより、きみきみ
しよ、世しれ
92 一 きこゑ、きみかなし、いつこ、 (365・497)
しま、よりおれて、なさい
きよもい、あんしおそい、
あまこ、よりかわちゑ、まな
しやと、たち
よる
又 とよむ、きみかなし、
このみ、しま、つき
おれて、なさいきよ
もい、あちおそい
又 おぎも、うちに、
よしらす、大きみに、
しなより、なさいきよ
もい、あちおそい
又 あよが、うちに、おぼ
ゑす、せたかこに、
しなより、なさい
きよもい、あちおそい
又 大ころた、みまぶて
す、おぼつ、より
かゑれ、なさいきよ
もい、あちおそい
又 もりやゑこた、
あがなてす、かくら
より、かゑれ、なさい
きよもい、あちおそい
又 てるかはが、てるしのが、
てりよる、やに、
おきむ、うまれ
わちゑ、なさい
きよもい、あちおそい
あまこ、よりわちへ、
まなしやど、たち
よる
93 一 きこゑ大きみきや、と
よむ せたかこが、あんし
おそいしよ、よしれ
又 しまうちゑか、とりよ
わちへ、ゆそいゑか、とり
よわちへ、
又 せくさ、せぢ、おろちへ、
又 ひやくさ、せぢ、おろちへ、
又 げらへ大ごろた、かいなで、
まごろた、あんしおそい
又 あよが、うちや、まちよく、
あれ、きもちよく、まだに、
あれ、
又 きみきみしよ、まぶれ、ぬし
ぬししよ、まぶれ
又 やまと、しま、いつこ、
まへほしの、くはら
又 あよが、うちは、まよわちへ、
きもが、うちは、まよわちへ
又 こむて よいたうちへ あ
たす よいたうちへ
又 おきなます、しめて、
へたなます、しめて、
又 やまとしま、ぎやめ
む、やしるくに、ぎやめむ
又 いと、わたちへ、かけわれ、
な、わたちへ、かけわれ、首
里もり、かなて、まだま
もり、かなて
又 いつこ、いのられて、く
はら、ほこられて
又 きこゑ大きみぎや、てる
かはに、しられゝ
94 一 きこゑ大きみきや、とよむ
せたかこが、めつらしや、
げに、あよる
又 さしふ おれほさて
むつき、おれなおちへ
又 なさいきよもい、あんしおそい、
あが、かいなで、たゝみきよ
又 せこさ、たち、しよわてゝ
せひやこ、たち、しよわてゝ
又 大きみは、のたてゝ、せたか
こは、いのて
又 あまにしやや、こさに、
あまの、まなしやに、しよ、
又 おより、とて、おれわちへ
おなおさ、とて、おれわちへ
又 あまこ、あわちへ、めづら
しや みきやう あわちへ
めつらしや
又 いきやる、しよりもりか、
いきやる、またまもりが、
又 きみにいしや、まれて、
ぬしに、このまれて、
あんしおそいが、かけなし、
たゝみきよか、もちなし、
又 おぼつ、てゝ、さうせて、かくら
てゝ、さうせて
又 あかぐちやが、よいつき、ぜる
まゝが、よいつき
95 一 きこゑ大ぎみきや、とよむ (38)
せたかこが、みしま、いのられゝ
又 しよりもり、ちよわる、ま
たまもり、ちよわる
又 なさいきよもい、あんしおそい、
あが、かなで、あんしおそい
又 大きみよ、いきよて、せたか
こよ、いきよて
又 ゑそこ、なこよわちへ、み
おね、なこよわちへ
又 あまの、そこらしやに、
あまの、まうれしやに
又 世ひきとみ、おしうけて、
せちあらとみ、おしうけて
又 世つきとみ、おしうけて
くもことみ、おしうけて
又 あまへとみ、おしうけて、おし
かけとみ、おしうけて
又 たけたけに、いのて、もり
もりに、いのて
又 あおりや、とりよわやり
ておりや、とりよわ、やり、
又 ゑそこかす、つけわちへ、
みおねかす、つけわちへ
又 そさん、なごやけて、あふな
みよ、とゝ゛やちへ
又 おしうけかす、みまぶり、くり
うけかす、み、まぶり
又 きみきみしよ ゆし
らめ ぬしぬししよ、
よしらめ
96 一 きこゑ大きみきや、まと、
たより、なちへ、いつこ、なけ
かすな
又 とよむせたかこが、やしる
しぢやに、なちへ
又 あがかいなで、あちおそい、せく
さ、たてわやり
又 あが、まぶるたゝみきよ、せひ
やく、たてわやり
又 あまみや、から、おきなわ、た
けてゝは、おもはな
又 しねりや、うら、みしま、もり
てゝは、おもはな
又 よりあけもり、おやり、あ
よなめさ、けに、あて
又 こかねもり、おやり、こと
なめさ、はねて
又 はから、ひきたゝて あわ
てゝよ、しちやる
又 まさけなよ、おしあけて、
つかてゝよ、しちやる
又 あから、せぢ、おるちへ、まへ
ほしやよ、まよわちへ、
又 ひぢゑる、せぢ、おるちへ、
おかすきやよ、ゆこちへ
又 かすの ねも、とり、なおちへ
くめの、しま、おしあわ
ちへ
又 すさの、ねも、なおちへ、かね
の、しま、ひきあわちへ
又 くめの、きみ、は、ゑに、おこ
と、やり、よわ、やり
又 かねの、しま、のろのろ、ぜる
まゝは、いのて
又 てるかはが、おしあわし、て
るしのが、もちなし
97 一 ぢ天とよむ、大ぬし、にる
や、せぢ、しらたる、せちや
やり、やまと、しま、ひちめ
だしま、とよむ、わかぬし、
かなや、せぢ、しらたる
又 しよりもり、ちよわる、
ゑそにやすへ、あちおそい
又 またまもり、ちよわる、
てたかすへ、あちおそい
又 せこさ、たてらかず、うち
やりやり、とよめ
又 せひやこ、たてらかず、
しまより、まさよわれ
又 げらへ、大ころた
又 きりさへも、けるな、かう
さびも、つけるな
又 はゝら、おしたて、はやめ
よ、くちに、とめれ
又 まさけなよ、ぬきやげて、
あうやかたも、さけ
又 けやる、よゝす、とみ、おし
うけかず、み、まぶら
又 せやる、おき、めつら、くり
うけかず、み、まふら
又 やまと、まへほしやの、あよ
なめの、いつこ
又 やしる、まへほしやの、こと
なめの、おのつきや
又 せくさ、てゝ、たては ひせと
あわちへついのけ
又 ゑそこ、てゝ、たては、にるや
そこ、ついのけ
又 きもか、うちに、おもわは
きもたりよ、しめれ
又 あよが、うちに、おもわば
たいちに、おとちへ、す、てれ
又 天か下、くにかす、大ぬしす、
よしらめ
98 一 きこゑ大きみきや、ちや
くにとみ、おしうけて、てる
かはす、よしれ
又 とよむせたかこか、世ゝせ
とみ、おしうけて
又 もゝすへに、きやめむ、すへ
とまへて、おれわちへ、
又 やそすへに、きやめも、ませ
とまへて、おれわちへ
又 なさいきよもい、あちおそい
ちやくにとみ、おしうけて
又 なさいきよもい、たゝみきよ、
世ゝせとみ、おしうけて
又 おぼつきやめとよてちや
くにとみ、よせて
99 一 きこゑ大きみきや、とよむ (115)
せたかこか、おれなおちへ、かい
なて
又 なさいきよもい、あちおそい、あ
か、かいなで、たゝみきよ
又 しより、のろ、おや、のろ、なよ
かさの、おやのろ
又 かねのもり、おや、のろ、みちり
きよの、おや、のろ
又 にしもりの、おや、のろ、ともゝ
すへの、おや、のろ
又 まきよまきよの、のろのろ、あよ
そるて、いのて
又 あけま、どし、むかは、い
しやも、よは、かけおそて
又 むかか、おゑか、おしあけは
おさうせ、やに、おそて
又 このゑかの、よりおれや、い
つよりも、まなしや
又 このきらの、つきおれや、
いつよりも、おもかしや
又 あまみや、はちめて、おぎも
うちは、おまれて
又 しねりや、のだてゝ、あよか
ねが、すくれて
又 きこゑ大きみしよ みし
ま、世は、よしれ
100 一 にるやとよむ、大ぬし、だし (490)
ま、とよむ、わかぬし、あんし
おそいしよ、せぢまさて、ちよ
われ
又 あからたけ、とよむ、まきみ、
きよら、大ぬし
又 くもこだけ、とよむ、しま
はぢめ、大ぬし
又 あまにこの、うらやて、け
さにこの きらやて
又 てるかはと、よきやて、お
こと、あわしよわちへ
又 しよりもり、うち、あよで、
まだまもり、うち、あよで
又 ゑぞにやすへ、あちおそい、
せたかすゑ、わうよせ、
くもこだけ、おりあけて、
あおりや、はな、つみあけて、
又 あやこまや、ひちへ、よきの
たけや、ひちへ
又 おきも、うちの、うまれて、
あよか、おちの、すぐれて
又 あんしおそいぢよ、よきやて
あまこ、あわちへ、そこて
又 にるや、せぢ、あらきや、めきみ
きや、せぢ、あらかめ
又 天ぎやした、おそて、しより
もり、ふさて
101 一 きこゑ、あちおそいきや、大
きみは、のたてゝ、しよりも
りけらへて、おほつの、よも
つ、とて、あちおそいに、みおやせ
又 とよむわうにせが、せたかこ
は、のたてゝ、まだまもり、
けらへて
又 いべの、いのり、しわちへ
くになかの、もりに、世の、
こしやて、あおりや、たて、おり
やあけて
又 つかさ、いのり、しよわちへ、
あがる、たけみや、くむたけ、
よつたけ、つみあけて
又 すへつききや、みもん、いちや
ちや、けらへて
又 きみか、とで、世そう、とて、
さしよわちへ
又 あちおそいや、いみやからど、
天きや下、いとかけて、ちよ
われ
102 一 きこゑ大ぎみきや、あま
みや、世の、うふ玉、うぶだまは、
いのるすど、よ、か、ける
又 とよむ せたかこか
103 一 きこゑ大きみきや、大ひら
のいくさ、けふ、みあがやり、
もゝそ、きりふせて
又 とよむ せたかこか
又 きこゑあんしおそいや、
又 とよむあんしおそいや
104 一 大きみ、とよむ、くにもりや、
そでたれて、かなわせ、しま
のぬし、世ののし、なりよわめ
又 しよりもり、あが、かなて、たゝ
みきよ
又 中にしの、とよみうしの、あ
すた、そてたれて
又 しま中の、まへくにの、あすた
105 一 きこゑ大きみきや、なでゝ
おちやる、みやふさ、とよま
ちへ、おるしよわ
又 くに、もりきや、なてゝ
又 よなは、ばま、よりやけ、はま
おるしよわ
又 うち、すてる、かき、すてる、
すりより
106 一 大きみきや、いるのへに、 (23)
なしよわちへ、君しなて、
なよら
又 せたかこか、またま人に、なし
よわちへ
又 けおの、よかる、ひに
又 けおの、きやきやる、ひに
107 一 きこゑ大君きや、あまみ
や、ゑか、とりよわちへ、な
さいきよもいしよ、くにとよで
ちよわれ
又 とよむ せたかこか、しねり
やゑか、とり、よわちへ
又 さしふ、五ころに、ねかい
わちへ、よりあれて
又 さしふ、七ころに、このみ、
よわちへ、つきおれて
又 大ころた、そこよりしや、
よりかしや、もりやへこた、
まうれしや、なさいきよ
もいしよ
又 あんしおそいに、よしられ、
あかぐちやに、つき、よわちへ
又 大きみよ、おかま きみきみしよ、
てつら
又 おぼつたけ、おごかちへ、きみ
きみぎや、ほこて
又 てたが、おざしやれは、首
里もり、ふさて、なさい
きよもいしよ、くに、とよで、
ちよわれ
108 一 きこゑ大きみきや、だしま
きらなうちへ、あちおそい
しよ、てるかはは、いのれ
又 とよむ せたかこか、たきより
ゑか、ゑらて
又 なさいきよもい、あちおそい、
おぎも、うちに、ねかて
又 あが、かいなで、たゝみきよ、お
さう゛せねに、このて
又 けらへ、大ころた、こむで、そ
ろよわちへ
又 かいなで、まごるこた、みそ
て そるよわちへ
又 せんの、いのり、しよわちへ
まんの、よねんかよて
又 あかごちやが、よいづき、おぼつ
たけ、とよて
109 一 きこゑ大きみきや、きら (387)
なおちへ、いけなきみ、より
おるちへ、あちおそいしよ、
世ぢ、まさて、ちよわれ
又 とよむ せたかこが、ゑがなおちへ、
なりきよきみ、つきおるちへ
又 とし七と、させわちへ、しより
もり、よりおるちへ
又 とし八とせ、ねがて、またま
もり、つきおるちへ
又 いせゑけり、あちおそい、大
きみは、のたてゝ
又 あが、かいなで、わうにせ、きみ
きみは、てづて
又 てるかはが、まぶりよわちへ、
みしま、わうにせす、かけ
おそて
110 一 きこゑ大きみきや、ゑが (388)
ゑらびやり、おれわちへ、
あんしおそいしよ、かけぶ
さて、ちよわれ
又 とよむせたこかが、きう、
ゑらびやり
又 きこゑ天つききや、お
よりとて、おれわちへ
111 一 きこゑきみおそいや、おれ (32)
て、あすひ、よわれは、天より
下の、せぢ、かふう、みおやせ
又 せだかきみおそいや
又 しよりもりくすく
又 またまもりくすく
又 大きみが、まぶらは、きみきみ
きや、まふらは、あちおそい
しよ、かけぶさて、ちよわれ
112 一 きこゑ大きみきや、おぼつ (1521)
ゑが、とりよわちへ、けおの
うちは、おしあけて、あち
おそいしよ、ともゝすへ、ちよわれ
又 とよむ せたかこが、かくらゑか、
とりよわちへ、もちる
うちは、つきあけて
又 いけな、きみ、さきだて、首
里もり、おれわちへ
又 なりきよ、きみ、いぐまちへ、
またまもり、おれわちへ
又 あちおそいとよきやて、あま
こ、あわちへ、あすて
又 わうにせと、よきやて、み
かう、あわちへ、あすて
又 きみきみか、いのらは、てるかは
か、まふらは
113 一 きこゑ大きみきや、せぢ
まさて、おれわちへ、あち
おそいしよ、きみぎや、せぢ
もちよわれ
又 とよむせたかこか、けおそ
わておれわちへ
又 とし、なおさ、とりよわちへ、
おほつ、せぢ、いきやよわちへ
又 きら、なおさ、とり、よわちへ
かくら、せぢ、おろちへ
又 きみてづり、まとさ、みもん
あすび、めつらしや
又 ゑそにやすへ、あちおそい、
いみやからど、せぢ、まさて
ちよわれ
114 一 きこゑ大きみきや、とよむ (508)
せたかこか かくら、とよて
又 いきやる、あんしおそいが、
いきやる、たゝみきよが、
115 一 きこゑ大きみきや、とよむ (99)
せたかこが、おれなおちへ、
かいなて
又 なさいきよもい、あちおそい、
あが、かいなて、たゝみきよ、
116 一 きこゑ大きみきや、おれて (652)
あすび、よわれは、のちあ
かりしよ、世わちよわれ
又 とよむせたこか
117 一 きこゑ大きみきや、みやが (653)
の、ひやし、うちやがの、ひやし
又 とよむせたかこか
118 一 きこゑ大きみきや、おれて (654)
いのり、よわれは、しまが、
いのち、おきやかもいに、み
おやせ
又 とよむせたこか
119 一 きこゑ大きみきや、おれ (1)
て、あすび、よわれは、天か
下、たいらけて、ちよわれ
又 とよむせたかこか
120 一 きこゑ大きみきや、おれ (2)
て、あすびよわれは、かみ
てだの、まぶり、よわる、
あちおそい
又 とよむせたかこか
121 一 きこゑ大きみぎや、世 (3)
そう、せぢ、みおやせは、千
萬、世、そわて、ちよわれ
又 とよむせたかこか
122 一 きこゑ大きみが、天のいのり、 (4)
しよわれば、てるかは も、
ほこて、おきやかもいに、
しまそゑて、みおやせ
又 とよむせたかこか
123 一 きこゑ大きみきや、あ (5)
けの、よろい、めしよわちへ
かたな、うちす、ぢやぐに、
とよみよわれ
又 とよむ せたかこか
124 一 きこゑ大きみぎや、かくら (6)
ゑが、とりよわちへ、あんし
おそいすともゝすへちよわれ
又 とよむ せたかこか
125 一 きこゑ大きみぎや、とたけ、 (7)
まさよわちへ、みれとも、
あかん、しより、おやくに
又 とよむ せたかこか
126 一 きこゑ大きみきや、けお (8)
の、せちやり、よわば、嶋
まるくみこへ、しやり、お
そわ
又 とよむせたかこか
127 一 きこゑ大きみきや、おれて (9)
おれぶさよわ、世、そろゑて、
おぎやかもいに、みおやせ
又 とよむせたかこか
128 一 きこゑ大きみきや、いく (10)
さ、せぢ、みおやせ
又 とよむせたかこか
129 一 きこゑ大きみきや、ともゝと、 (11)
さに、しちへ、ちよわれ
又 とよむせたかこか
130 一 きこゑたうやま、大きみ (12)
きや、けやりより、
又 とよむ たう山やまに
131 一 きこゑ大きみきや、かいなで、 (13)
わる、あちおそい、かほう
よる、みやかの、もり、ちよわれ
又 とよむ せたかこか
132 一 きこゑ大きみきや、いのり (14)
たてまつれは、萬々、あす
らまん、ちよわれ
又 とよむせたかこか
133 一 きこゑ大きみきや、せち (15)
大やが、うちがて、ちよわれ
又 とよむせたかこか
134 一 きこゑ大きみきや、しより (16)
もり、おれわちへ、おぎやか
もいや、きみしよまふりよわれ
又 とよむせたかこか
135 一 きこゑ大きみきや、せち (17)
とよも、せいくさ、しま世の、
とよみ
又 とよむせたかこか
136 一 きこゑ大きみきや、ひやく (18)
さ、きやめ、おきやかもいしよ、
ちよわれ
又 とよむせたかこか、またま
もりおれわちへ
137 一 きこゑ大きみきや、けお (19)
ふらす、あめや、きやの、うちみ
やに、こかね、ふりみちへて
又 とよむせたかこか
138 一 きこゑ大きみきや、しけ (20)
うちあやあすばちへ、ち
よしの、はなの、さいわたる
みもん
又 とよむせたかこか
139 一 きこゑ大きみきやしま (21・863)
うちとみ、おしうけて、かくら
の、てよりとみる、かに、ある
又 とよむせたかこか
140 一 きこゑ大きみきや、み (22・368)
かなしけ、あんしおそい、
浦うらと、ゑんざしき、
ちよわれ
又 とよむせたかこか
141 一 きこゑ大きみきや、おれ (24)
て、おれなおしよわ、あち
おそいに、よかほう、みおやせ
又 とよむせたかこか
142 一 きこゑ大きみきや、はぢ (25)
め、いくさ、たちよわちへ、あ
おて、いきやり、かたきひ
ちめわちへ
又 とよむせたかこか
143 一 きこゑ大きみきや、世 (26)
かけせぢ、おるちへ、あち
おそいす、すゑまさて、ち
よわれ
又 とよむせたかこか
144 一 きこゑ大きみきや、あ (27)
まへ、わちへからわ、なさいきよもいに
しまが、のち、みおやせ
又 とよむせたかこか
145 一 きこゑ大きみきや、世 (28)
かほう、もりに、しま世、そ
ろいわちへ
又 とよむせたかこか
146 一 きこゑ大きみきや、あめ (30)
もらん、もりや、のちあがる
しよ、世は、ちよわれ
又 とよむせたかこか
147 一 よなは、ばま、きこゑ、大 (29・1531)
きみ、やぢよ、かけて、とよ
まさに
又 あきかぐち、とよも大きみ
ややちよ
148 一 大きみ、くにおそいきみ、世 (655)
かほう、まかほう、みおやせ
又 かみしものくにかすの
149 一 きこゑ大きみきや、とよむ (91)
せたかこか、きみきみしよ、よしれ、
又 いせゑけり、あちおそい、あが
かいなて、たゝみきよ、
150 一 きこゑ大きみきや、さし (740)
ふ、おれなおちへ、あちおそい
しよ、ともゝすへ、すゑ、まさて、
ちよわれ
又 とよむせたかこか、むつき
おれふさて
151 一 大きみきや、み、まふる、てた (741)
かすへ、あちおそい、天下した、
すへまさて、ちよわれ
又 せたかこか、みまふる、すゑ
まさる、わうにせ
昭和九年二月 我那覇朝義
尚侯爵家おもろさうし原本と
校合〇 (〇の字は判読が難しく、以後、復の字を
入れておきます。転写者。)
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