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きこゑ大きみかなしおもろ御さうし

 天啓三年癸亥三月七日

第三

 

88 一 きこゑ、大きみぎや、

     おほつゑか、とり

     よわす、首里もり、

     おれわちへ、あち 

     おそいしよ、きみ 

     そわて、おほつ、世わ、

     みおやせ

   又 とよむ、せたかこが、

     かくらゑか、とり、  

     よわす、またまもり

     おれわちへ、あち 

     おそいしよ、きみ

     そわて、おほつ、世わ、

     みおやせ

   又 かいなで、大ごろた、

     その、いしやうぎ

     げに、あて、あた 

     おそいに、より 

     おれて、あち  

     おそいしよ、きみ

     そわて、おぼつ、

     世わ、みおやせ

   又 げらゑ、まごろ

     た、いせほこり、

     たに、あてから、

     おそいに、つき

     おれて、あち

     おそいしよ、きみ

     そわて、おぼつ

     世わ、みおやせ

   又 とし、みとせ、いく 

     ます、とこゑ、まち 

     かさ、いけな、きみ

     おろちゑ、あち

     おそいしよ、きみ、

     そわて、おぼつ

     世わ、みおやせ

   又 ゑか、世とせ、させ

     わす、御事、まはや

     さ、なりきよ、かみ、

     おろちゑ、あち

     おそいしよ、きみ、

     そわて、おぼつ、

     世わ、みおやせ

   又 あよ、くちやが、ゆい、 

     つき、あちおそい

     ぎや、ゑりぢよ、

     たりろ、てゝ、

     させわちゑ、あち

     おそいしよ、きみ、 

     そわて、おぼつ、

     世わみ、おやせ

 

89 一 首里大きみぎや、             (207・293・1376)

     この、ゑかの、より

     おれや、すゑに、

     きやめ、まぢよく、

     ちよりれ

   又 とよむ、國おそい

     きや、この、きらの、

     つき おれや、

     すゑに、ぎやめ

   又 あちおそいぢよ、

     あよ、はゑて

     あすて、すゑに、

     きやめ、まぢよく

      又 たゝみきよと、きむ、

     はゑて、あすて、

     すゑに、ぎやめ

   又 み物、きよら、あおら

     ちゑ、おぼつ、たけ、

     よきて、すゑに、ぎやめ

   又 國ふさい、おしたて、

     かくらもり、ひゝ゛ちへ、

     すゑに、ぎやめ

   又 大きみに、よしられ

     てるかはに、のたてれ

     すゑに、ぎやめ、まぢ

     よし、ちよわれ