巻
表紙 前文 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
第四
あおりやへさすかさの
おもろ御さうし
天啓三年癸亥三月七日
152 一 きこゑ、あおりやへや、いけな、 (169)
なりかわて、しよりもり、おれ
わちへ、かくら、せち、あんしおそいに、
みおやせ
又 とよむ、あおりやへや、なりきよ
おれかかわて、またまもり、おれ
わちへ
153 一 きこゑ、あおりやへや、かくら
の、しけうち、あや、よりも、ふれ
まて、おきやかもいに、みおやせ
又 とよむ、あおりやゑや
154 一 きこゑ、あおりやへや、せち、ま
さて、あすへは、てるかはか、
てりよる、やに、きよらや
又 とよむ、あおりやゑや
155 一 きこゑ、あおりやへや、世の、
まさて、よの、つんし、かみてたの、
せち、もちやり、ちよわれ
又 とよむ、あおりやへか
156 一 きこゑ、ありやへ、かけさより
やまさり、またま、こかね、も
ち、みちろ、くすく
又 とよむあおりやへか
157 一 きこゑ、あおりやへや、しけうち、
あや、かけわちへ、ちよらの、はな
の、さい、わたる、みもん
158 一 きこゑ、あおりやへや、くすく、
おとん、けらへて、かくらの、けおの、
うちに、ある
又 とよむあおりやへや
159 一 きこゑ、あおりやゑや、あか
るいの、かね、ある、こかね、
はなの、さきよのは、あお
りやゑや、おれよみきや、
おれわちへ
又 とよむあおりやゑや
160 一 きこゑ、あおりやゑや、ち天の、
せち、おろちへ、おきやかもいに、
みおやせよ、ともゝと、す、ち
よわれ
又 とよむあおりやゑや
161 一 きこゑ、あおりやへ、もゝ
あちより、まさる、なさい
きよもい、とよまちへ、あ
おりやゑ、つかい
又 とよむ、あおりやへや、
162 一 あおりやへは、なさいきよ、
おやまよわちへ、きみの、つんし、
つかい、
又 くにもりきや、なさいきよ
163 一 きこゑ、あおりやへや、しまうち、
きみやれは、あおりやゑや、
しまうちゑきや、おれわちへ
又 とよむあおりやへや
164 一 きこゑ、あおりやへや、中かみに、
てつて、あちおそいしよ、てつて、
ふさよわれ
又 とよむ、あおりやへや、かな、
ひやふに、てつて
165 一 せりよさに、とよむ、きこゑ、
あおりやへや、あちおそいに、
くに、てもち、みおやせ
又 すへの、きみやれは、ふさい、きみやれは
166 一 きこゑ、あおりやへや、なさい
きよ、かなしけや、よかほう、かな
ふくに、ちよわれ
又 とよむ、あおりやへや
167 一 きこゑ、あおりやくや、なさい
きよか、よそいるもり
又 とよむあおりやへや
168 一 きこゑ、あおりやへや、千萬の、
もちよる、おきやかもい
しよ、かけて、ふさよわれ
又 とよむ、くにもりか、千萬の
もちよる、おきやかもいす
169 一 きこゑ、あおりやくか、いけな、 (152)
なりかわて、しよりもり、
おれわちへ、かくら、せち、あち
おそいに、みおやせ
又 とよむ、あおりやへや、なり
きよ、おれかわて、またま
もり、おれわちへ
170 一 きこゑ、あおりやへは、すへ
とめて、おれわちへ、わかきよ
もいに、よかけすへ、みおやせ
又 とよむ、くにもりきや、ませ、
とめて、おれわちへ
171 一 あおりやへか、みやの、とよみ、 (1127)
あちほこる、おみやの、とよみ
又 せたかこか、みやの、とよみ、
あんしほころ、おみやの
172 一 きこゑ、あおりやへや、けさ
よりや、まさり、しよりもり、
もちなちへ、けおの、うち、
もちよる、なちへ、とよま
又 とよむ、くにもりきや、むか
よりや、まさり、またまもり、
もちなちへ、けおの、うちに、
もちよる、なちへ、とよみ
173 一 きこゑ、さすかさか、もゝと、 (1520)
ちよわれ、あちおそい、のちま
さり、百あち、なおしよわれ
又 とよむ、さすかさか
又 きこゑ、あちおそいか
174 一 きこゑ、さすかさか、しま
うち、あんしおそいや、きみしゆ
よの、くき、さゝまへ
又 とよむ、さすかさか
又 おほつ、おわちへ、やちよを、
首里もり、まふらに
175 一 きこゑ、さすかさか、おれて
いのり、よわれは、すゑまさて、
よださちへ、ちよわれ
又 とよむ、さすかさか
又 しよりもりくすく
又 またまもりくすく
176 一 きこゑ、さしかさか、
とよむ、大きみや、もゝ
しま、そろへやり、みおやせ
又 とよむ、さすかさか
又 しよりもり、いのらに
又 またまもり、いのらに
又 きこへ、あちおそいや
又 とよむ、あんしおそいや
又 けお、まさり、あちおそい
又 ふた、まさり、あちおそい
177 一 きこゑ、さすかさか、
とよむ、大きみや、さすかさ
す、なさいきもい、まふら
又 とよむ、さすかさか
178 一 きこへ、さすかさかよ、ともゝと
さにして、ちよわれ、
又 とよむ、さすかさに、しより
もりくすく、またまもりくすく
179 一 きこへ、さすかさか、
せち、やしは、たに又たよ
又 とよむ、さすかさか
又 くめ、けすに、ききやせ
又 かき、となき、みれつな
180 一 きこゑ、さすかさか、
ゑ、け、せい、やりよわ
又 とよむさすかさか
又 しま中の、わかいきよた、
まさの、きも、そろい
181 一 きこへ、さすかさか、きみ
ほこり、ふう国、うちよせれ
又 とよむ、さすかさか
又 首里、もりくすく、ま玉もり城
182 一 きこへさすかさか、ひやしの、
つち、うたは、きみ、かなしけさ
又 とよむさすかさか
又 しよりもりくすく
又 またまもりくすく
183 一 きこゑさすかさか、よ、そ
わる、あやこ
又 とよむ、さすかさか
又 もり、おとちやは、さてけて
184 一 きこへさすかさか、こへやて、おきもやすま (201)
又 とよむさすかさか
185 一 きこへさすかさか、あまへ
わちへ、あすひよわ
又 とよむ、さすかさか
又 けおの、うちは、をしあけて、
さんこおり、つきあけて
又 しよりもり、おれわちへ
又 またまもり おれわちへ
186 一 きこへ、さすかさか、ともゝと
はやせ、おれわ
又 とよむさすかさか、ともゝと
又 しよりもりくすく
又 またまもりくすく
187 一 さすかさ、さすかさ、とよみわれ
ゑみ物、よせす、つなり
又 きみの、あんし、あちす
188 一 さすかさに、すゑの、ひやし (1514)
めつら、ひやし、みおやせ
又 きみのあんしに
189 一 きこゑ、さすかさか、たくに
とよて、おれわちへ
又 とよむさすかさか
又 しよりもりくすく
又 またまもりくすく
190 一 きこへさすかさか、もゝすへこれとよむ
又 とよむさすかさか
又 しよりもりくすく
またまもりくすく
191 一 きこへさすかさか、つゝみの
あちなり、かなしふう
くに、うちよせれ
又 とよむさすかさか
192 一 きこへさすかさか、あちの、
つち、なさいきよ
又 とよむさすかさか
193 一 きこへさすかさか、よかほう、あまへ
又 とよむさすかさか
194 一 いはかわの、もりに、さすかさか
嶋なふし、おれわちへ
又 おやかわの、もりに、
又 おろく、よこたけに
195 一 きこへ、さすかさか、
もちろかちへ、あすへは、もゝすへ、
おきやかもいしゆ、ちよわれ
又 とよむさすかさか
又 いしゑけり、あちおそい
又 てたか、うさし、ちよわれ
又 ゑそにやすへ、あちおそい、
いちる、うさし、ちよわれ
又 かわるめの、みうちに、
きみほこり、けらへて
又 しより、もりくすく、
きらのかす、おれらに
又 またまもりくすく 月の
かす、おれらに
196 一 きこゑ、さすかさ、おこの
みの、たかさ、あけ、くもの
あさひさす、やに
又 とよむさすかさか
197 一 しよりもり、ち よわる、
きこへ、あちおそいや、
ひやくさ、のち、いのて、みおやせ
又 またまもりくすく
198 一 きこへ、さすかさか、
あかるいに、かよて
又 とよむ、さすかさか、
てたかあなに、かよて
199 一 きこへ、さすかさか、
けおの、うちは、おしあけて、
しよりもり、おれわちへ、
きみきや、こかねすへ、
天つきにみよやせ
又 とよむ、大きみきや、もちろ
内は、つきあけて、
またまもり、おれわちへ
又 年、三とせ、なるきや め、
しより、もり、おもかしや
又 とし四とせ、なるきや め
またまもり、おりかしや
又 しよりもり、かけふせる、
てにつきの
又 またま、もり、しきふせる
又 てるかはか、あかる、やに、てりおそて
200 一 きこゑ、さすかさか、きみ
きや、まふり、よわる、たみ
又 とよむさすかさか
201 一 きこへ、さすかさか、こへ (184)
やて、おぎも、やすま
又 とよむさすかさか
202 一 きこへ、さすかさか、おほ
つゑが、おれわちへ、あち
おそいしよ せぢ、とよて、
ちよわれ
又 とよむ、大きみきや、かくら
ゑか、とりよわちへ
又 年六とせ、なるきや め、
きみ、てつり、まとうさ
又 きら、なふさ、とる、きやめ、
み物、あすひ、めつらしや
又 あんしおそいきや、おより
此きらに、おれわちへ、
又 このみ、しま、なふちへ、
このゑかに、おれわちへ、
又 てたか、うさし、やれは、
しよりもり、まさて、
あんしおそいしよ、せち
とよて、ちよわれ
203 一 きこへさすかさは、まふる、 (720)
きみ、やれは、くもこ
いろ、てりや、あかて、ちよわれ
又 とよむ、大きみや、かいなて、
きみやれは
又 しよりもり、ちよわる、
いせゑけり、あちおそい
又 またまもり、ちよわる、
あか、かいなて、あちおそい
又 あまみやから、あいちへ、きみやれは
又 しねりやから、つほこ、きみやれは
又 てるかはか、おことす、
てるしのか、御ことす
204 一 きこへ、さすかさか、 (743)
さしふ、おれかわて、
ともゝとの、よそう、せち、
あんしおそいに、みおやせ
又 とよむ、さすかさか、むつき、
おれなふちへ
又 けおの内は、おしあけて、
しよりもり、おれわちへ
又 もちろ内は、つきあけて、
またまもり、おれわちへ
又 あちおそいに、ほこて、たゝみ
きよ、ほこて
205 一 首里、大きみきや、とよむ、 (291・1374・1522)
くにおそいきや、国 ふさて、
ちよわれ
又 けおのうちに、もどて、
もちろ内に、もどて
又 なさいきよもい、あちおそい、
なさいきよもい、たゝみきよ、
又 あまこあわちへ、ならて、
みきやうあわちへ、ならて
又 あけまとし、ならは
むかうとし、ならは、
又 きみてつり、ほこり、かみ
つかい、このめ
又 けおとまに、よりおれや、
ゑかゑらひの、よりおれや
又 よりみちゑの、おより、
せち、よせの、おなふさ
又 おれらかす、まふら、
あすはかす、かいなてら
又 しより、大きみきや、
すゑ、ゑらひやり、おれわちへ
きみきや、せち、もち
よろ、なちへ、みおやせ
又 とよも、国もちきや、
ませ、ゑらひやり、おれわちへ
又 しよりもり、ちよわる、
ゑそにや、すへ、あちおそい
またまもり、ちよわる、
てたかすへ、あちおそい
又 み物の、まみやに、くに、
あかりは、あふらちへ
又 かわるめの、みうちに、
きみしない、あふらちへ
又 きこへ、大きみちよ、
ゑりちよ、やりかわちへ、
206 一 しより、大きみきや、 (292・1375)
すゑ、えらひやり、おれわちへ、
きみきや、せち、もち
よろ、なちへ、みおやせ
又 とよも、國もちきや、
ませ、ゑらひやり、おれわちへ
又 しよりもり、ちよわる、
ゑそにや、すへ、あちおそい
又 またまもり、ちよわる、
てたかすへ、あちおそい
又 み物の、まみやに、くに、
あかりは、あふらちへ、
又 かわるめの、みうちに、
きみしない、あふらちへ
又 きこへ、大きみちよ、
ゑりちよ、やりかわちへ、
207 一 しより、大きみきや、 (89・293・1376)
此ゑりの、よりおれや、すゑに、
きやめ、まちよく、ちよわれ
又 とよむ、國おそいきや、
此きらのつきおれや
又 たゝみきよ、きも、みちへて、
あすて
又 み、もん、きよら、あふらちへ、
おほつ、たけ、よきちへ
又 くにふさい、おしたて、
かくらもり、ひゝちへ
又 大きみに、よし られ
てるかはに、のたてれ、
208 一 しより、大きみきや、 (294・1377)
首里もり、おれわちへ、あちおそい
しよ、せぢ、ま さて、ちよ
われ
又 とよむ、きみ、とよみきや、
ませねかて、おれわちへ
又 あまみやから、すへの、
きみ、やれは
又 しねりやから、あいちへ、
きみ、やれは
又 さしふ、五ころに、みま
ふてす、おれたれ
又 むつき、七ころに、かい
なててす、おれたれ
又 大きみきや、御さうせ、
てるかはは、のたてゝ
萬暦三拾五年ひつゝの
年拾月十日つちの、との、
みのへ、きみ、てつりの、もゝかほう
ことの、時に、しより、大きみの、
御まへ、より給う
209 一 しより、大きみきや、 (295・744・1378)
首里、もり、お〇わちへ、 〇書き損じ
あちおそいしよ、せち
まさて、ちよわれ
又 とよむ、くにおそいきや、
またまもり、おれわちへ
又 あちおそいか、おより、
わうにせか、おより
又 きらのかす、おれわちへ、
ゑかのかす、おれわちへ
又 おれらかす、みまふら、
あすばかす、みまふら、
萬暦十五年ゐの年拾月
十八日みつのとのとりのへ、せの
きみの、御まへの、かかり、かわり、
めされし時に給う
210 一 きこへ、せんきみきや、 (296・739・1379)
なりきよ、おれふさて
なさいきよもい、わう
にせ、せち、まさて、ちよわれ
又 とよむ、きみ、とよみきや、
いけな、おれ、なふちへ
又 みもん、内の、まみやに、
あすて、なふちん、からわ
又 かわるめの、まみや に、
ほこて、なふちへ、からわ
又 さしふ、五ころに、おれ
なふちへ、からわ
又 むつき、七ころに、みまふてす、
おれたれ
又 しよりもり、ちよわる、あか、
なさいきよ、わうにせ、すゑ
なかく、せち、まさて、ちよわれ
又 またま、もり、ちよわれ、あか、
なさいきよ、わうにせ
萬暦三十五年ひつしの年
十月十日つちのとのみのへに
せんのきみの御まへより給申
211 一 きこゑ、せんきみきや、 (297・745・1380)
すゑ、とまいて、おれわちへ、
あちおそいに、嶋か、のち、みおやせ
又 とよむ、きみ、とよみきや、
ませ、ねかて、おれわちへ
又 あまみやから、すへの、きみ、
やれは
又 しねりやから、あいちへきみ
やれは
又 さしふ、五ころに、
みまふてす、おれたれ
又 むつき、七ころに、かい
なてゝす、おれたれ
又 大きみきや、御さうせ、てる
かはは、のたてゝ