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ありきゑとのおもろ御さうし

第十

天啓三年癸亥三月七日

 

511 一 大ぬしぎや、天とゝろ

      するやに、ゑけ、せぢまさて、

      ちよわれ

    又 大ぬしぎや、あめとゝろ、

      するややに、

    又 大ぬしぎや、あやこはま、するやに、

    又 大ぬしぎや、しづこはま、するやに、

    又 大ぬしぎや、まはえあなに、ちよわちへ

    又 大ぬし、とりのもり、ちよわちへ

    又 大ぬしぎや、國まわり、しよわちへ

 

512 一 むかし、はぢまりや、てたこ       (1529)

      大ぬしや、きよらや、てりよわれ

    又 せのみ、はちまりに

    又 てた、いちろくか

    又 てた、はちろくか

    又 おさん、しちへ、みおれは

    又 さよこ、しちへ、みおれは

    又 あまみきよは、よせわちへ

    又 しねりきよは、よせわちへ

    又 しまつくれ、てゝとちへ

    又 くにつくれ、てゝわちへ

    又 こゝらきの、しましま

    又 こゝらきの、くにくに

    又 しまつくる、ぎやめも

    又 くにつくら、ぎやめも

    又 てたこ、うらきれて

    又 せのみ、うらきれて

    又 あまみや、すちや、なすな

    又 しねりや、すちや、なすな

    又 しやりは、すちや、なしよわれ

 

513 一 ぢ天とよむ、大ぬし、

      ほしのかた、もちろちへ、ちよわれ

    又 天ちとよむ、わかぬし

    又 やしのみしよ、めしよわちへ

    又 ほしのかたの、みききうひ

    又 せちまつるき、さしよわちへ、

    又 こゑかすの、なりきよら

    又 あもと、よら、しよわちへ

    又 おくと、ししと、しき、よわちへ、

    又 おくとまうと、ふみ、よわちへ、

    又 なみとどろ、ふみ、よわちへ、

    又 かさなおり、さしよわちへ

    又 きもきき、とうし、さきたて

    又 ほとけ、たかへ、さきたて

    又 あまおれ、大きみ、さきたて

    又 國おれ、大きみ、さきたて

    又 天かなし、しちやけわ

    又 てるきよらは、したけり

 

514 一 さやはたけ、みちやけ          (1534)

      ゑよ、ゑ、やれおせ

    又 そこにやたけ、みちや、け、

    又 さんこおり、あつる

    又 さんみや、あしやけ、あつる

    又 よきの、いろの、つまくろ

    又 ましちよ、きやの、つまくろ

    又 金、きやぐら、よりかけ

    又 なむちや、きやくら、よりかけ

    又 玉しりきや、よりかけ

    又 玉くみきや、よりかけ

    又 ておのいと、まはるひ

    又 くもこたつな、よりかけ

    又 大きみの、めしよわちへ

    又 くにもりきや、めしよわちへ

    又 よなはばま、おれわちへ、

    又 ばてんはま、おれわちへ

    又 浦まわり、めしよわちへ

    又 さきまわり めしよわちへ

    又 あかるいに、あよみわ

    又 てたかあなに、あよみわ

 

515 一 大きみきや、いとめつら、        (865)

      めしよわちへ、あまへて、

      けわいこぎしよわちへ

    又 國もりぎや、玉めつら

    又 あさどれか、しよれは

    又 ようどれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    

516 一 大きみぎや、時とやり、おれわちへ

      あまへて、しまより、まさり 

      よわちへ

    又 くにもりきや、ゑかとやり

    又 けおの、よかる、ひに

    又 けよの、きやきやる、ひに

    又 大きみきや、しまうちどみ、

      めしよわちへ

    又 くにもりぎや、けおの、

      はねうちめしよわちへ

 

517 一 きこへ、せちあらきみ、         (976)

      たしま、とよも、おもかは、

      あがて、おわちへ、わかいきよ

      いきやて、みちやる

    又 とよも、せちあらきみ

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いちやきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てりち、ゑらて、のせて

 

518 一 きこゑ、大きみきや、          (31・877)

      てるかはは、のたてて、

      あちおそいしよ、天下おそい

    又 とよむ、せたかこか、

      てるしのは

    又 いせゑけり、あちおそい

      おぎも、うちは、なげくな

    又 いせゑけり、たたみきよ、

      あよか、うちは、なけくな

    又 いくさ、おしたては、

      大きみす、よしらめ

    又 せひやく、おしたては

      せたかこす、よしらめ

    又 くにもちの、はらら、

      かくらなよ、よそいて

    又 うらよせの、もどろ、  

      おぼつなよ、よせて、

    又 くにかねの、はらら

      しまは、たいらけて

    又 うら、ひぢめ、もどる

      くに、ひろく、よそい

 

519 一 あおり、くもの、あんし

      ぢやくにしらたるうち

      ちんす、もとれ

    又 ており、くもの、あんし

    又 しより、おや、いくさ

    又 くすく、おや、いくさ

    又 いたぢや、せめ、つけて

    又 かなぢや、せめ、つけて

    又 いたぢや、せめ、いぢやちへ

    又 かなぢや、せめ、いぢやちへ

    又 ままき、おい、つめて

    又 てらほ、おい、つめて

    又 ももそ、きりふせて

    又 ななそ、きりふせて

 

520 一 いしてんが、おもろ、

      ま人の、けわちよ、みもん

    又 かなてんが、おもろ

    又 けおの、よかる、ひに

    又 けおの、きやかる、ひに

    又 きこゑ、あんしおそい

    又 とよむ、あんしおそい

    又 きやの、うち、あやみやに

    又 きやの、うち、くせみやに

    又 物、まいり、しよわちへ

    又 てら、まいり、しよわちへ

 

521 一 きこゑ、こばせりきよ、

      みやり、ほしや、しよりの

      めつらしや、さに、ある

    又 とよむ、こばせりきよ、

    又 けおの、よかるひに

    又 けおの、きやかるひに

    又 あかるいは、たかべて

    又 てたか、あなは、たかべて

    又 やねの、年 ならは

    又 むかう、年 ならは

    又 よくかほう、するむ

    又 のちかほう、するむ

    又 しよりもり、しられれ

    又 またまもり、しられれ

    又 あんしおそいに、しられれ

    又 たたみきよに、しられれ

    又 ひやく、ぎやめ、ちよわれ

    又 もと、ちやめ、ちよわれ

 

522 一 きこゑ、さすかさが、

      よけ、よう、よ、なおせ、

      世うなおさ

    又 とよむ、さすかさよ

    又 けおのあけとまに

    又 けおの、あけだちよ

    又 あかるいに、みやれは

    又 てたか、あなに、みやれは

    又 むらさきの、あやくも

    又 むらさきの、のちくも

    又 しまなかね、とおり

    又 くになかね、とうり

 

523 一 としま、しまおそいや、

      ふれまて、こけつなやぢよく

      ゑやれおそい、やちよく

    又 きこゑ、くに、せいきよ

    又 あさどれが、しよれは

    又 ようどれが、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

524 一 きこゑ、こばせりきよ、

      け、やれ、け

    又 とよむ、こばせりきよ

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    又 しち、よぎや、かたはるに

    又 まきしや、かたはるに

    又 ささら、なみ、たては

    又 めよと、なみ、たては

    又 すづの、なり、しよれは

    又 かねの、なり しよれは

    又 ももそ、ほこ、もたちへ

    又 ななそ、ゆみ、もたちへ

    又 ももそ、さだけ、わちへ

    又 ななそ、しだけ、わちへ

    又 あかるいに、あよで

    又 てたがあなに、あよで

 

525 一 しより、ま人、げらへ、ま人

      たりじよ、ゆそい

    又 くすく、ま人、けらへ、ま人

    又 たまき、ゑらて、ささちへ

    又 ゆろい、ゑらて、こせて

    又 みねま、くびり、ななそ、たうちへ

    又 ぎぼくびり、ももそ、たうちへ

    又 これど、しより、これと、くすく

    又 しより、ちよわる、あちおそい

    又 くすく、ちよわる、あちおそい

 

526 一 大ぬしぎや、せぢあら、せぢ

      しらたる、けに、また、たるよ

    又 大ぬしぎや、よどり、あすび

    又 大ぬしぎや、まうと、あすひ

    又 かぜなおす、せぢあら、せぢ

    又 うみなおす、せぢあら、せぢ

    又 さに、しらぬみおね、かず、

      おしうけて

    又 かず、しらぬ、ゑそこ、かず

      おしうけて

 

527 一 しより、くに、なる、あんし

    又 くすく、くになる、あんし

    又 しより、ちよわる、あちおそい

    又 くすく、ちよわる、あちおそい

    又 けおの、よかるひに

    又 けおの、きやかる、ひに

    又 大ぎみは、たかべて

    又 くにもりは、たかべて

    又 かみしもは、あとへて

    又 ぢはなれ、そろいて

    又 いしへつは、このて

    又 かな、へつは、このて

    又 いしらごは、おりあげて

    又 ましらごは、つみあげて

    又 なみの、うへは、げらへて

        又 はなくすく、げらへて

    又 物まいり、しよわちへ

    又 てら、まいり、しよわちへ

    又 かみも、ほこり、よわちへ

    又 ごんげんも、ほこり、よわちへ

 

528 一 さとし、こいぢやるよ、

      ゑ、け、やれ、かいとり

    又 あんの、こゑぢやるよ 

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てたき、ゑらて、のせて

 

529 一 きこゑ、大きみぎや、          (33・876)

      ぢやぐに、よせたる

      あちおそいしよ、とよめ

    又 とよむ、せたかこか

    又 いせゑけり、あんしおそい

    又 いせゑけり、たたみきよ

    又 ひやくさ、せちまされ

    又 しよりもり、ころた

    又 きも、ちよく、げにあれ

    又 みまわす、ころた

    又 あよ、ぢよく、げに、あれ

    又 げある、せやり、どみ

    又 げある、ており、どみ

    又 あよ、まよい、しめて

    又 きも、まよい、しめて

    又 しよりもり、あせらは

    又 つち、ぎにり、きらせ

    又 まだまもり、あせらは

    又 みちや、ぎりに、きらせ

    又 うらのかず、ききあいて、

      なでまふら

 

530 一 かみかなし、かみきよら、        (1545)

      あかる、こがせ、やもどる、

      くも、はきやり、こがね

      じま、はちへ、おわちへ

    又 のろかなし、のろきよら

    又 あさとれか、しよれは

    又 ゆうとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

531 一 ゑけ、あかるいの、みづかわ、

      ゑ、け、さいわたるの、さくら

      しけしけと、おりさちへ、    

      けおより、あい、いてるむ

    又 ゑ、け、てたが、あなの、みづかわ

    又 ゑ、け、あさとれか、しよれは

    又 ゑ、け、ようとれか、しよれは

    又 ゑ、け、いたきよらは、おしうけて

    又 ゑ、け、たなきよらは、おしうけて

    又 ゑ、け、ふなこ、ゑらて、のせて

    又 ゑ、け、てかち、ゑらて、のせて

 

532 一 ゑ、け、よう きこへ、おわもりや

      ゑ、け、よう、しまよ

      うちとり、よわちへ

    又 ゑ、け、よう、とよむ、おわもりや

    又 ゑ、け、よう、けおの、よかる、ひに

    又 ゑ、け、よう、けおの、きやかる、ひに

    又 ゑ、け、よう、きこへ、あちおそいや

    又 ゑ、け、よう、とよむ、あちおそいや

    又 ゑ、け、よう、大きみは、たかべて

    又 ゑ、け、よう、せたかこは、たかべて

 

533 一 きこゑ、こばせりきよ、

      しよりの、めつらしや

    又 とよむ、こばせりきよ、

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて のせて

 

534 一 ゑ、け、あかる、三日月や、

      ゑ、け、かみぎや、かなまゆみ

    又 ゑ、け、あかる、あかぼしや

    又 ゑ、け、かみきや、かなままき

    又 ゑ、け、あかる、ほれぼしや

    又 ゑ、け、かみか、さしくせ

    又 ゑ、け、あかる、のちくもは

    又 ゑ、け、かみか、まなききおび

 

535 一 あれや、この、かい

      とり

    又 おせや、この、かいとり

    又 てやん、おなぢやらの

    又 おなご、あんじ、やれどむ

    又 ゑどむ、あんじ、やれどむ

    又 めやれべが、みしゆ、ゑらで

    又 しらくちやが、よそ、ゑらで

    又 おりよいは、するする

    又 ちこよいは、するする

    又 あかき、いやご、つくつく

    又 よすき、いやご、つくつく

    又 とかい、ふね、なて

    又 やかい、ふね、なて

 

536 一 みなに、まちらすが、

      かほう、もも、ゑらび

    又 とよむ、まちらすが、

    又 とかしきの、あかなさ

    又 なりむらの、あかなさ

    又 なりむらの、そやけご

    又 もも、ゑらびは、おしうけて

    又 やそ、ゑらびは、おしうけて

    又 せと、しない、おうね

    又 かせむかて、わきあがて

    又 きた、むかて、わきあがて

    又 あめふりやり、すみあがて

    又 くれふりやり、すみあがて

    又 おさんだけ、ぬきあてれ

    又 まこちあな、のきあてれ

 

537 一 中へ、あやの、てに、

      きみきや、やしめさす、

      みとろかね、みおやせ

    又 くもへ、あやの、てに、

      ぬしが、やぐめさす

    又 あふくもの、よろいは、

      つみあげて、みおやせ

    又 すゑの、すへ、とみに、

      つみなおちへ、みおやせ

 

538 一 いしけした、よう、かほう、

      よせつける、とまり

    又 かねし、かね、とのよ、

    又 いしへつ、は、このて

    又 かなへつ、は、このて

    又 いしけ、より、なおちへ

    又 なたら、より、なおちへ

    又 くすぬきは、このて

    又 やまと、ふね、このて

    又 やまと、たび、のぼて

    又 やしろ、たび、のぼて

    又 かはら、かいに、のぼて

    又 てもち、かいに、のぼて

    又 おもいぐわの、ためす

    又 わりがねが、ためす

 

539 一 いちなはの、とよみうら

      あまへ、ほこよる、きよらや

    又 あらさきの、とよみ、うら

    又 けおの、よかる、ひに

    又 けおの、きやかる、ひに

    又 いなこみや、おろちへ

    又 あらこみや、おろちへ

 

540 一 たいら、こしらへや、おれ

      なおせ、かみかみ

    又 もりの、こしらいや

    又 けおの、よかる、ひに

    又 けおの、きやかる、ひに

    又 がぢやもりに、おれわちへ

    又 ねだてもりに、おれわちへ

    又 ももそ、ひちへ、おれわちへ

    又 ななそ、ひちへ、おれわちへ

    又 あまみやふた、おれわちへ

    又 しねりやふた、おれわちへ

    又 しよりもり、おれわちへ

    又 またまもり、おれわちへ

 

541 一 大みつの、みぢよいもい         (957)

      おゑちへ、こうてはやせ

    又 ふるさとの、みぢよいもい

    又 みぢよいもいが、うゑたび

    又 みぢよいもいが、あらたび

    又 よさけもり、どころ

    又 ゆみきもり、どころ

    又 おどぢやへは、さそやり

    又 ちおとぢやは、さそやり

 

542 一 あかん、おゑづきが、かいとり

    又 ねはん、おゑづきぎや、

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

543 一 きこゑ、おにのきみ

      ゑやれしく、しけかけてこがせ

    又 とよむ、おにのきみ

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

544 一 きみ、なおり、わかきみ、

      うらうらと、おせ

    又 きみ、わかく、大きみ

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

545 一 しより、いちやしが、こちへ

      きよる、きよらや

    又 くすく、いしやしか

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

546 一 まさりきよか、ふなやれ         (866)

      ゑ、おきにや、あんし  

      おそいす、ちよわれ

    又 うきあかりぎや、ふなやれ

    又 なけち、てて、おもな

    又 あよて、てて、おもな

    又 しもの、世のぬしのそろい

    又 あんし又の、あんしの、そろい

    又 まほこりの、おなぢやら

    又 すゑつぎの、おなぢやら

    又 おやの、もと、かまへ

    又 あさか、もと、かまへ

    又 こうては、ゑらたな

    又 かくちへ、ゑたる

    又 のすで、はちやる  

    又 さけ、かめに、入たる

    又 みき、かめに、入たる

 

547 一 くめの、こいしのが、ふなやれ、ひやし  (1447) 

    又 ももうら、こいしのか

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    又 つきの、わか、きよらか

    又 てたの、わか、きよらか

 

548 一 くめのこいしのか、ぢみち

      あゆむ、やに、こがせ

    又 ももうら、こいしのか、

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    又 あかず、やりおそい

    又 きみの、やりおそい  

    又 あかるいに、むかて

    又 てたかあなに、むかて

 

549 一 くめの、こいしのか、          (810)

      くに、じやかよ、わかきよか

      たま、世せ、おうね

    又 ももうらの、こいしのか

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    

550 一 くめの、こいしのか、

      とりぎや、とうとり

    又 ももうら、こいしのか  

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて 

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふな、こゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

 

551 一 ほかま、大やこが、やしと

      おせやちよ、こた

    又 いぢへき、大やこが

    又 けおの、よかる、ひに

    又 けおの、きやかる ひに

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    又 あかるいに、あよみゆわ

    又 てたかあなに、あよみよわ

 

552 一 あけしのの、かみにしや         (838)

      やれ、け、ややの、やほう、あふらちへ

    又 あけしのの、のろにしや

    又 なよかさの、せと、ちやうす

    又 そできよらか、ゆどり、ちやうす

    又 なみのてや、ふなばらに、しない

    又 かせのてや ほうふぐろに、しない

    又 ておの、いとは、もで、あわしやり、みなわせ

    又 ておの、いとは、おしあわしやり、たづなせ

 

553 一 よなおさか、ゑそこ

      ゑ、け、やれ、け

    又 かみにしやが、ゑそこ

    又 あさとれか、しよれは

    又 ようとれか、しよれは

    又 いたきよらは、おしうけて

    又 たなきよらは、おしうけて

    又 ふなこ、ゑらて、のせて

    又 てかち、ゑらて、のせて

    又 うらまわり、しよわちへ

    又 さきまわり、しよわちへ

    又 あかるいに、あよみよわ

    又 てたかあなに、あよみよわ

 

554 一 きこへ、おしかさ、とよむ        (868)

      おしかさ、やうら、おちへ、つかい

    又 きくやの、おきしま

    又 きくやの、もいしま

    又 おきしまに、から

      ひるかざり、かち

    又 ひるかざり、から

    又 中せとうち、かち

    又 中せとうち、から

      かねのしま、かち

    又 かねのしま、から

      せりよさに、かち

    又 せりよさに、から

      かいふたに、かち

    又 かいふたに、から 

      あすもりに、かち

    又 あすもりに、から

      あかまるに、かち

    又 あかまるに、から

      さちきやもりに、かち

    又 さちきやもりに、から

      かなびやふに、かち

    又 かなびやふに、から、さき

      よたに、かち

    又 さきよた、から

      おやともりに、かち

    又 おやともり、から

      しよりもりに、かち

 

555 一 かいふたの、大ころ

      やふら、おせやちよくけ

    又 かなもりの、大ころ

    又 大ころか、まみやに